入口(1)
武雄市道(片道1車線)から、小路区集落道に入り、分岐から80mほどで十字路に出て、直進。
JA佐賀の倉庫広場の駐車場へ左折し、登って行くと、奥にある里道の右上段に、札所があります。
猪除けの柵の、道標の所から里道へ入ることができます。
札所堂宇
本尊(中央) 中央
弘法大師
脇尊1(右脇)
釈迦如来
脇尊2(左脇)
観世音菩薩
境内の石仏・石碑
堂宇前の広場には、室町期の六地蔵尊など石仏が並びます。
堂宇背後の石段上には墓所があります。
札所の歴史
この地は住吉城期、領主:武雄後藤家一族の滞在居館跡であった、と思われます。
ここから見下ろす集落は、住吉城家臣の住宅街でした。
江戸期は、黒髪山大智院11世:尊覚の隠居寺として、舘山寺が創設されたようです。
幕末期はこの地に、谷口藍田が有田皿山から私塾を移し、「髪山書院」としましたが、ほどなくして焼失します。
藍田は、有田皿山代官所吏であった谷口推清の子で、江戸や京都で学び、幕末の佐賀藩を支えた1人です。
藍田はその後、長崎へ移転します。
札所の漢字
この漢字を、ガイド本巻末の チェックシート「2番」の所に、順礼の証として書き写していきます。
近くの施設
1.住吉城址駐車場
場所
札所から西へ200m
設備
車30台が駐車でき、水洗トイレもあります。
近くに第20番札所もあります。
黒髪山の遍路旅の下りは、ここに下りてきます
第3番札所への道案内
黒髪へんろ道 kurokamihenro-michi
黒髪へんろ道の魅力はまず、あの有田焼や伊万里焼の産地です。 さらに。松浦党や武雄後藤家そして南北朝の戦乱の歴史をもった土地柄です。 西九州の田舎ですが、そんじょそこらの田舎とは違う、魅力あふれる田舎なのです。 遍路歩きに来てみませんか。
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