●入り口
龍門山の家の脇から黒髪登山道に入り、渓谷公園の遊歩道に進みます。
遊歩道を300m進み、渓流を右岸に渡り、石段道を登ります。
●札所岩窟
札所は、黒髪火山活動でできた岩窟です。
●安置仏
本尊
№1 薬師如来
脇尊
№2、4 修業大師(弘法大師)
№5 13仏
№6 弘法大師
№7 文殊菩薩
№8 観音菩薩4尊(龍門観音巡り28~31番)
№9 天龍神?
№10 能化地蔵尊
№11 聖観世音菩薩
№12 馬頭観世音菩薩
№13 阿弥陀如来
№14 不動明王
№15 聖徳太子
●歴史
この洞窟は、今から300万年前の黒髪火山活動で造成された洞窟です。
土台は、その前の火山活動で陥没した国見玄武岩が隆起し、覆い屋は黒髪火山活動で噴火した流紋岩の噴石です。
その空間にできた洞窟が風化したものと考えられます。「千畳敷」と呼ばれます。
ここには旧石器時代の古代人の住居跡が確認されています。
中世期は、黒髪権現の修験者が滞在し、江戸期は黒髪山大智院の修業僧が逗留していた、と考えられます。
●漢字
この漢字を、ガイド本巻末の チェックシート「46番」の所に、順礼の証しとして、書き写していきます。
●近くの見どころ・施設
1..龍門渓谷公園
場所
札所下部の渓谷一帯
歴史
1921年に、鯉料理の「龍水亭」が開業した
夏場に、佐世保線有田駅や松浦線蔵宿駅から、人力車が観光客を運んでいた
1937年に、黒髪連山一帯が佐賀県第1号の県立自然公園に指定された
1952年に黒髪連山一帯の11町村で黒髪山開発期成同盟が設立し、敗戦後の観光機運が高まる
1957年に、所管の大山村住民による株式会社龍門観光社が創設
こうした活動を総括して、1961年に県立黒髪山公園整備促進期成会が創設され、現在に至る
2..九州自然歩道
場所
札所上部の黒髪山登山道
歴史
1975年に九州経済連合会が観光振興を目的に提唱し、1980年に九州7県を結んで完成した
乳待坊から見返峠を経て龍門へ下るルートは1973年に整備された
現在は、佐賀県観光課が所管し、SAGAアウトドアガイドクラブが管理委託を請ける
●第47番札所への道案内
黒髪へんろ道 kurokamihenro-michi
黒髪へんろ道の魅力はまず、あの有田焼や伊万里焼の産地です。 さらに。松浦党や武雄後藤家そして南北朝の戦乱の歴史をもった土地柄です。 西九州の田舎ですが、そんじょそこらの田舎とは違う、魅力あふれる田舎なのです。 遍路歩きに来てみませんか。
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