第40番札所 外尾山大師堂(ほかおやまだいしどう)

●入り口

外尾山防災広場の右手(東側)にある八幡宮参道の石段を登って行きます。


●札所堂宇

外尾山八幡宮拝殿の右手に、札所堂宇はあります。

●安置仏

本尊(左から2尊目)薬師如来

脇尊1.(中央)弁財天

脇尊2.(右から2尊目)聖観世音菩薩

脇尊3.(左右端)弘法大師

●歴史

有田焼創世記の陶器窯が磁器窯になり、江戸期の有田外山と位置づけられます。

神社一帯は、有田焼創生期の窯場の守護神を祀る当山派山伏:勧応院の抱え宮と思われます。

明治初期の神仏分離令で、八幡宮が主神となり、大師堂が別庵となり祀られ、今日に至ります。

大師堂はその後、有田光明新四国巡り第28番札所とされています。

●漢字 


この漢字を、ガイド本巻末の チェックシート「40番」の所に、巡礼の証しとして書き写していきます。


●近くの見どころ・施設


1.外尾山窯跡

場所

札所のすぐ南側

写真左手の道路が窯跡

由緒

拝殿南側の外尾山古窯跡は、有田焼創生期の1610年代から稼働していた

1940年代まで、石炭窯として稼動していた

麓の窯場は、江戸期は「外尾山」と呼ばれる有田皿山の外山で、10軒余りの操業していた 


2.外尾山八幡宮

場所

札所のすぐ西側

由緒

江戸初期は外尾山窯の守護神:山の神を祀った

明治初期の神仏分離で、応神天皇を祭神とした

拝殿には1926年に寄進された陸軍偵察機の木製プロペラが掲示されている


3.丸尾観音堂

場所

札所から南方へ300m、県道281号沿い

由緒

有田光明新四国巡り(1899年完成)第29番札所

設備

天井絵馬は地元の有田焼画工たちが描いている。見事。


●第41番札所への道案内


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黒髪へんろ道 kurokamihenro-michi

黒髪へんろ道の魅力はまず、あの有田焼や伊万里焼の産地です。 さらに。松浦党や武雄後藤家そして南北朝の戦乱の歴史をもった土地柄です。 西九州の田舎ですが、そんじょそこらの田舎とは違う、魅力あふれる田舎なのです。 遍路歩きに来てみませんか。