第55番札所 大道薬師堂(じゃっどうやくしどう)

●入り口

大木宿の集落道(1車線)から、民家の間を南方へ入り進見ます。

分りにくいので、近くの民家の方に尋ねた法が早い。ただし日本語で。


●札所堂宇


●安置仏

本尊(中央)薬師如来:木造金箔塗

脇尊1.(右脇)観世音菩薩立像:色絵磁器製

脇尊2.(左脇)弘法大師

脇尊3.(右端)不明:木像

●歴史

建立時期は不明で、龍泉寺隠居僧の庵跡と伝わります。

毎年7月16日には、近所の家族が集い「やくしさん祭」が行われていました。

●漢字



この漢字を、ガイド本巻末の チェックシート「55番」の所に、巡礼の証しとして書き写していきます。


●近くの見どころ・施設



1.千代亀城址

場所

札所の北東1,000mの山域

由緒

松浦党唐船城を支えた7山城ネットワークの1城

1577年に龍造寺勢が唐船城を包囲した時、この山城で城代:池田武蔵守と龍造寺長信の無血開城談判が結ばれた

この談判で唐船城は400年に及ぶ松浦党支配が終り、龍造寺一族の支配が始まる

その13年後に、豊臣秀吉の「山城禁止令」で唐船城は廃城となる


2.館中さん

場所

札所の北方600mの水田の中

由緒

耕作水田の真ん中に、木立ちが茂る中に大きな五輪塔が建つ

1590年の山城禁止令で、城山から下りた龍造寺茂成の居館跡と伝わる

五輪塔は、その居館で亡くなった女性の墓碑か


3.MRおおぎ駅

場所

札所から北へ600m、国道202号沿いだが乗降口は町道沿い

歴史

1960年に伊万里ヤ有田へ通う住民の懇願で、国鉄松浦線の駅として開業した

行き先

上り線/ありた駅方面

下り線/いまり、ひらどぐち、」させぼ駅方面

管理者

松浦鉄道株式会社


●第56番札所への道案内


0コメント

  • 1000 / 1000

黒髪へんろ道 kurokamihenro-michi

黒髪へんろ道の魅力はまず、あの有田焼や伊万里焼の産地です。 さらに。松浦党や武雄後藤家そして南北朝の戦乱の歴史をもった土地柄です。 西九州の田舎ですが、そんじょそこらの田舎とは違う、魅力あふれる田舎なのです。 遍路歩きに来てみませんか。