第56番札所 有田大観音(ありただいかんのん)

●入り口

大木宿の集落道を抜けて、有田川左岸を走る県道(2車線)を横断します。

牧橋を渡り、城山左手の札所へ向かいます。


●札所堂宇


不在の時は、☎0955-46-3007へ連絡します。

事前に、例えば龍泉寺十六善神堂(54番札所)順礼の時に、直接に依頼しておくと、待ち時間を短縮できます。

拝観料は1人100円です。

●安置仏


本尊

聖観世音菩薩(画像)

女流仏師:飛梅沙羅應師の作。画像高:10m。

●歴史

1999年に龍泉寺に招かれて仏画個展を開き、本尊の制作に入り2003年に描き上げ、表装に3年を要しました。

龍泉寺は、この大仏画を展示するために観音堂を建設し、2007年に完成しました。

●漢字


この漢字を、ガイド本巻末の チェックシート「56番」の所に、巡礼の証しとして書き写していきます。


●近くの見どころ・施設


1.普門院跡

場所

札所の東側100mで、城山の登山口

由緒

龍泉寺の前身で、唐船城の裏鬼門として1532年に開山

1543年の大干ばつ時に、水天宮に雨乞い祈祷し、3日後に大雨となり農耕者を護った

この時、堂宇を建立して「龍泉寺」と改称した

その後、1642年と1672年にも大干ばつがあり、八大龍王を建立して祈祷した 

龍泉寺は、1674年に大木宿の現在地に移転


2.城山観音道

場所

札所の東側100mで、城山南側の散策道

由緒

起因は不明

散策道11か所に、観音石仏が祀られ、毎年10月に観音巡りが行われていた

今日では、この観音石仏は旧普門院広場の有田川沿いに遷座され始めている


3.唐船城公園

場所

札所の東側200m

歴史

1590年の山城禁止令で、廃城となった唐船城公舎跡か。

城山南麓側に、有田光明巡り82番札所として岩窟堂宇があり、最後の城代:池田武蔵守の逆襲碑も。

1978年に西有田町が都市計画公園として整備

設備

グラウンド、広場、遊具園地のほか駐車場、トイレあり。


●第57番札所への道案内


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黒髪へんろ道 kurokamihenro-michi

黒髪へんろ道の魅力はまず、あの有田焼や伊万里焼の産地です。 さらに。松浦党や武雄後藤家そして南北朝の戦乱の歴史をもった土地柄です。 西九州の田舎ですが、そんじょそこらの田舎とは違う、魅力あふれる田舎なのです。 遍路歩きに来てみませんか。