第60番札所 福寿庵(ふくじゅあん)

●入り口

県道326号を下り、変形4差路から「九州自然歩道」の道標の方へ入る。

県道交差点から50mの右手にある下山谷公民館の脇から、小路を東(右手)に下る

公民館から50mの所にある墓地へ、左手の石段を上がる


●札所堂宇

●安置仏

本尊(中央逗子内)聖観世音菩薩:木像

脇尊1.(左脇逗子内)大日如来

脇尊2.(左端逗子内)右:阿弥陀如来、左:弘法大師

脇尊3.(本尊右脇)弁財天

脇尊4。(右端逗子内)布袋天など4尊

●歴史

この地区は、池田武蔵守など唐船城の重臣の館街で、江戸期の郷孫帳には山田野村と記載されています。

福寿庵は、下山谷地区墓地を守る庵寺であった、と想われます。

係留の半鐘には、1773年の刻字が残ります。

●漢字

この漢字を、ガイド本巻末の チェックシート「60番」の所に、順礼の証しとして、書き写していきます。


●近くの見どころ・施設

1.下山谷公民館

場所

札所の西側50mで、札所入口の右手

由緒

この地は、唐船城期は唐船城の米蔵とされ、「殿さん屋敷」と呼ばれていた

明治初期は「青年会館」と呼ばれる集会所。後に山谷村小学校とされた


2.下山谷地蔵堂

場所

札所の西方100m、住宅街にあり

由緒

地蔵堂は、有田光明新四国巡り第61番札所

本尊は観世音菩薩、脇尊に地蔵菩薩・弘法大師が祀られる


3.下山谷大師堂

場所

札所の北方200m、国道202号沿い

由緒

従前は柳渡瀬橋の脇にあり。1967年の水害で現在地に避難

本尊は弘法大師(石盤)で、脇尊に地蔵菩薩・馬頭観音(石造屋形)を祀る

役ノ行者石像も祀られている


●第61番札所への道案内

0コメント

  • 1000 / 1000

黒髪へんろ道 kurokamihenro-michi

黒髪へんろ道の魅力はまず、あの有田焼や伊万里焼の産地です。 さらに。松浦党や武雄後藤家そして南北朝の戦乱の歴史をもった土地柄です。 西九州の田舎ですが、そんじょそこらの田舎とは違う、魅力あふれる田舎なのです。 遍路歩きに来てみませんか。