第63番札所 上ノ原文殊堂(うえのはらもんじゅどう)

●入り口

国道202号を北上し、中田入口交差点(信号灯」を通過し、作井手の家並みが途切れる所から左手(西)の墓地へ進み上がります。

北川観音堂の脇を西へ進み、農道を右手(北)へ進み、畑地の四差路を右手(東)へ入ります。


●札所堂宇


堂宇は右手の大堂。奥は個人所有の墓地施設

●安置仏

本尊

中央/毘沙門天

脇尊

右側/阿弥陀如来

左側/文殊菩薩

●歴史

地元では、この堂宇を「毘沙門堂」「もいっさん(文殊堂)」と呼び、1856年に改築されています。

江戸末期の勝負井手の決闘で、内野馬場住民が勝ち、農業用水を得ています。

1853年の毘沙門講の記録には、上ノ原邑の10軒の農家が名を連ねています。

1887年の毘沙門講の記録には上ノ原邑の1軒が残り、それ以降の記録にはその名がありません。

●漢字

この漢字を、ガイド本巻末の チェックシート「63番」の所に、順礼の証しとして、書き写していきます。


●近くの見どころ・施設



1.有田大膳孝廣の供養塔

場所

札所の背後、西へ10m

由緒

孝廣は、龍造寺系の第3代唐船城主で、その生涯は1610~1657年

幼少期はこの地で過ごしている

札所堂宇の背後に供養塔があることから、文殊堂は孝廣の文武養育所か


●第64番札所への道案内


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黒髪へんろ道 kurokamihenro-michi

黒髪へんろ道の魅力はまず、あの有田焼や伊万里焼の産地です。 さらに。松浦党や武雄後藤家そして南北朝の戦乱の歴史をもった土地柄です。 西九州の田舎ですが、そんじょそこらの田舎とは違う、魅力あふれる田舎なのです。 遍路歩きに来てみませんか。