第66番札所 金武薬師堂(かなたけやくしどう)

●入り口

廣厳寺から大里川右岸道を川沿いに歩き、金武地区集落道を東に進むと、金武神社脇に出ます。

札所は、神社の左手奥に祀られています。


●札所堂宇


●安置仏

本尊

中央/薬師如来

脇尊

右脇/観世音菩薩:木造

左脇/不動明王

●歴史

1880年に開山した有田光明新四国巡りの第75番札所でした。

本尊の薬師如来石像は1901年に寄進されています。

脇尊の観音像は、池田代官時代の悲運な出来事に巻き込まれた子守娘の慰霊に祀られた、と伝わります。

●漢字

この漢字を、ガイド本巻末の チェックシート「66番」の所に、順礼の証しとして、書き写していきます。


●近くの見どころ・施設

1.金武神社

場所

札所の横

由緒

唐船城々代池田武蔵守が、同城主:有田丹後守の死後に住んだ屋敷の一部

その屋敷の一隅に弁財天祠を祀った場所と伝わる

拝殿の鰐口(鐘)は、1677年に池田善右衛門の寄進

鳥居は1794年に再建で、石祠は1797年の再建と刻字が残る


2.金武橋

場所

札所から東方へ200m

歴史

従前は飛び石伝いに有田川を横断し、そこに1916年に両岸を結ぶ針金渡しが施工

この頃は渡し船で運航した

1920年に木造橋が完成するも、1948年の水害で流失。2年後に再築造される

1982年に現在の鉄骨鉄筋コンクリート橋が完成


3.MRかなたけ駅

場所

札所から東方へ250m、国道202号を横断する

歴史

伊万里鉄道は1898年に開通し、有田ー伊万里を結んだ

国鉄かなたけ駅は1960年に開業し、現在は松浦鉄道の営業

行き先

上り線/ありた駅

下り線/いまり駅、させぼ駅


●第67番札所への道案内


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黒髪へんろ道 kurokamihenro-michi

黒髪へんろ道の魅力はまず、あの有田焼や伊万里焼の産地です。 さらに。松浦党や武雄後藤家そして南北朝の戦乱の歴史をもった土地柄です。 西九州の田舎ですが、そんじょそこらの田舎とは違う、魅力あふれる田舎なのです。 遍路歩きに来てみませんか。