第70番札所 出水観音(でみずかんのん)

●入り口

越ノ峠から腰岳林道を4km辿り、左手に「八天狗碑」の入口サインを見てから300mの所に「出水観音」のサインがあります。

右手の登り道を30m上ります。


●札所堂宇

●安置仏

本尊(上段)観世音菩薩:石像

脇尊(下段)観世音菩薩:白磁像

●歴史

本尊の石像には1846年の刻字があります。

佐賀藩窯でた働く大河内山住民の安産神として祀られてた、と伝わります。

下段の白磁観音像は、大河内山窯焼:宮崎氏の作です。

●漢字

この漢字を、ガイド本巻末の チェックシート「70番」の所に、順礼の証しとして、書き写していきます。


●近くの見どころ・施設


1..大川内山キャンプ場

場所

札所の南方400m、青螺山登山口から100m

歴史

大川内山区民が力を合わせて1951年に開設した

1955年に伊万里市営キャンプ場となり、山小子3棟が建ち、年間利用者30000人を超える

2013年の年間利用者173人を最後に、閉鎖さる


2.岩壁観音道

場所

札所の東方400~700m

行程

トンゴ岩・屏風岩・シヲ岩の岩根に17尊の観音石仏が祀られる

1番観音から8尊は、嶽神社境内に祀られている

落石あり。巡礼の際は、ヘルメット着用で

由緒

1846年の開山と伝わる

観音像の寄進者は佐賀藩窯陶工や周辺の窯焼の名が刻字されている


3.日峯社

場所

札所の南方400m

由緒

大川内山に佐賀藩窯が置かれたのが1675年で、廃藩まで197年間、鍋島家が統治した

大川内山や周辺の窯焼と陶工が、鍋島家始祖:直茂公を祀り祠を建てた

この場所は、佐賀藩御道具山(藩窯)が最初に築窯された場所の上部に当たる

この石祠は、1860年に再建さている

この場所の西側の岩峰:トンゴ岩は、岩壁に安山岩の柱状節理を見ることができる


4.愛宕社

場所

札所の東方400m、林道隧道の上部

隧道東口に誘導路・誘導標あり

由緒

佐賀藩窯の上部尾根にあり。藩窯の守護神か

大河内山の窯焼:前田治右衛門が、1782年に建立した


●第71札所への道案内

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黒髪へんろ道 kurokamihenro-michi

黒髪へんろ道の魅力はまず、あの有田焼や伊万里焼の産地です。 さらに。松浦党や武雄後藤家そして南北朝の戦乱の歴史をもった土地柄です。 西九州の田舎ですが、そんじょそこらの田舎とは違う、魅力あふれる田舎なのです。 遍路歩きに来てみませんか。