第73番札所 御山大師堂(おやまだいしどう)

●入り口

嶽神社一ノ鳥居の市道(一車線)を北へ200m下ると、左手に小さな堂宇があります。


●札所堂宇

●安置仏


本尊/弘法大師

●歴史

大師堂建立の時期は不明です。

堂宇の上部が、佐賀藩窯です。

この辺りの谷は、佐賀藩窯の物原(失敗作を投げ捨てた所)と考えられます。

●漢字




この漢字を、ガイド本巻末の チェックシート「73番」の所に、巡礼の証しとして書き写していきます。


●近くの見どころ・施設

1.大川内山窯元街

場所

市道を西へ50m進む

設備

大川内山の窯焼31軒が並び、窯場の情緒豊かな街並みがある

通りの各店は窯伝直営で、伊万里焼を見て買って楽しめる

駐車場の所に伊万里鍋島焼会館があり、全窯元の製品が並ぶほか、軽食も可能 



2.伊万里焼伝統産業会館

場所

市道を西へ100m進み、橋を渡って左手へ上る

設備

佐賀藩窯から、今日の伊万里焼の歴史を、見て学ぶことができる

大型駐車場や、大河内山と伊万里駅を結ぶ路線バス停、観光案内所がある

大川内山散策のスタート地点


3.藩窯公園

場所

札所より南西へ200mの高台一帯

伝統産業会館から南へ集落道と散策道を登る

設備

青螺山録に眠る大河内山の窯場を展望できる広場がある

散策道を下れば、森の中に清源窯跡・御経石窯跡(共に藩窯前の陶器窯)が眠る

川沿いに細工場・陶工住居の再現小屋がある

更に下れば、今も献上品を焼く登り窯がある


4.無縁陶工の墓

場所

札所より北西に200m

窯元街の北裏手の権現川を渡り、大川内山住民の墓地入口にある

設備

窯場を支えてきた無縁陶工の墓石が、ピラミッド状に積まれている

由緒

1936年に自宅墓地の改装に帰郷した実業家が、雑草に埋もれた無縁陶工の墓石の多さに気付く

幼馴染の親類や友人に、こうした無縁墓石を集めて、合同供養を提案する

その提案に大川内山住民が決起し、無縁陶工の墓石を集め、川水で洗う。その数780基と伝わる

1938年にピラミッド状の無縁陶工墓地を完成させた


●第74番札所への道案内 


0コメント

  • 1000 / 1000

黒髪へんろ道 kurokamihenro-michi

黒髪へんろ道の魅力はまず、あの有田焼や伊万里焼の産地です。 さらに。松浦党や武雄後藤家そして南北朝の戦乱の歴史をもった土地柄です。 西九州の田舎ですが、そんじょそこらの田舎とは違う、魅力あふれる田舎なのです。 遍路歩きに来てみませんか。