第76番札所 福野観音堂(ふくのかんのんどう)

●入り口(1)

第75番札所下の県道251号を北東へ700m進みます。

溜池畔の福野バス停を過ぎ、さらに東へ100mの所にある石井物産(菓子卸)の大きな倉庫脇の集落道を右へ進みます。

●入り口(2)

右手に共同墓地を見て集落道を進み、少し下り道の住宅脇を左手に進みます。

分岐から70mで、観音堂広場に着きます。


●札所堂宇

左手の大きな堂宇が札所です。

広場には、天満宮石祠や伊勢講碑などが並び、右手の小堂宇は大師堂です。


●安置仏

本尊(中央)千手観世音菩薩:石像

脇尊1.(左側)観世音菩薩:石像

脇尊2.(右側)聖観世音菩薩:木造・金箔

●歴史

福野地区は、松浦党大川内氏を支えた福野氏の所領地でした。

ここの広場一帯は、福野氏の居館跡と考えられます。

江戸期は北側に平尾天満宮があり、明治初期に平尾天満宮は神社格取得のために分離しました。

明治期開山の伊万里四国第30番札所でした。

●漢字

この漢字を、ガイド本巻末の チェックシート「76番」の所に、順礼の証しとして、書き写していきます。


●近くの見どころ・施設

1.平尾天満宮

場所

札所から北東へ200m

由緒

江戸期までは、福野観音堂の北(現:伊万里市大川内町コミュニティセンター)の場所にあった

大神宮祠(伊勢講碑)、弘法大師像は1807年の建立

開基雪潭藁玄福座の碑(建立時期:不詳)


2.平尾バス停

場所

行き先

上り線/伊万里駅方面/県道の西側

下り線/三間坂駅方面・大川内山方面/県道の東側

管理者

西肥自動車株式会社


●第77番札所への道案内

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黒髪へんろ道 kurokamihenro-michi

黒髪へんろ道の魅力はまず、あの有田焼や伊万里焼の産地です。 さらに。松浦党や武雄後藤家そして南北朝の戦乱の歴史をもった土地柄です。 西九州の田舎ですが、そんじょそこらの田舎とは違う、魅力あふれる田舎なのです。 遍路歩きに来てみませんか。